格安スマホの「データ量無制限」は本当?
動画見放題ユーザーには格安スマホはおすすめできない
月々の通信費をおさえるために、
格安スマホの契約を検討しているユーザーも、多いのではないでしょうか。
しかし、もしあなたがU-NEXTやHulu、dTVなどの動画見放題のサービスを、
日常的に利用しているのであれば、格安スマホはおすすめできません。
「データ量無制限」というキーワードを掲げているキャリアもありますが、
実は動画再生において十分な速度が期待できず、想像していたものとは違っていた
という結果になりかねません。
特にdocomoやau、ソフトバンクといった、大手キャリアから乗り換えを検討している場合は、
十分に注意する必要があります。
Wi-Fiスポットは全ユーザーに開放されているとは限らない
最近では街を歩くと必ずといって言いほど、
Wi-FiのアクセスポイントであるWi-Fiスポットが存在しています。
速度制限を回避する方法として有効とされていますが、果たして本当でしょうか。
Wi-Fiスポットは、利用するインターネットコンテンツによって、速度制限が設けられることがあります。
短時間で大容量のデータ通信を行う動画見放題は、まさにその最たる例で、
数分間の動画にも関わらず、再生開始まで数十秒以上の時間がかかることもあります。
また、再生が始まったとしても低画質の場合もあり、使い勝手が良いとは言い切れません。
Wi-Fiスポットという特性上、
特定のユーザーに、インターネットの帯域が制限されることを防ぐものでもあるのです。
動画見放題を楽しむために速度制限を回避する方法
①大手キャリアの大容量通信プランに加入する
最も品質の高い通信を確保するために有効なのは、
やはり大手3キャリアが提供しているプランに加入することです。
動画見放題のサービスを頻繁に利用するのであれば、
20GB/月以上のプランに加入が必須といえるでしょう。
docomo、au、ソフトバンクはそれぞれ20GB以上の、大容量データ通信サービスを展開しており、
毎月のデータ容量を気にすることなく、存分に楽しむことができます。
特に自宅や学校、職場で自由に利用できるWi-Fi環境がなくて、動画見放題のサービスを利用したい場合、
大容量データ通信サービスの加入はほぼ必須と考えて良いでしょう。
②格安スマホの専用プランに加入する
あらかじめ動画閲覧サイトが決まっている場合、
格安スマホ業者の中には、用途別に定額プランを用意しているところも存在します。
動画見放題のサービスを対象としているキャリアもあり、
U-NEXTなどの限られたサイトが対象となっています。
対象サイトの動画を閲覧した場合は、
データ通信容量にカウントされず、安心して見ることができます。
月額料金も1,180円(税抜)と安く抑えることができ、
動画以外にも大手音楽ストリーミングサービスも対象になっています。
ただし、HuluやdTV、FODプレミアムなどをはじめとした動画見放題のサービスは、
当然のことながら通信容量のカウント対象となります。
不特定多数の動画見放題サービスを利用する予定のあるユーザーは、注意しましょう。
③家族でパケット通信容量を分け合う
家族同士で同一キャリアのサービスを利用している場合、
料金プランによっては、通信容量を分け合うことが可能です。
例えば、両親はほとんど動画の視聴をしていないため、
通信容量が余っているようなケースは少なくありません。
対して学生や20代の若年層は、動画見放題のサービスを頻繁に利用する傾向が高く、
世代や立場によってスマートフォンの利用状況は大きく異なります。
このような場合、家族内で無駄なくデータ通信容量のシェアができます。
必ずしも大容量のプランを契約しなくても、
料金プランをうまく使い分けることによって、大幅な節約にもなるのです。
利用状況に応じた使い分けをすることがコツ
今回ご紹介してきたように、
動画見放題のサービスを利用するうえで、速度制限は必ず直面する問題です。
スマートフォンの利用状況は、ユーザーによってさまざまなパターンに分かれます。
料金プランやキャリアの見直しによって解決できる場合もあれば、
家族内の料金プランを、上手に使い分けることによって解決できるケースもあります。
ぜひ参考にしてみてください。

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